エクスブレイン
エクスブレインとは、武蔵坂学園に通う唯一の一般人生徒です。
生まれつき脳の一部に「全能計算域(エクスマトリックス)」と呼ばれる異形の領域を所有する「特殊肉体者」と呼ばれる種類の人間です。
これは、本人の思考能力や自我、知識量には全く影響せず、ただひたすら、本人が認識した情報を無限に収集し続けるという特性を持っています。
この情報はただ収集されるだけで本人にも使えないので、本来は何の意味もない能力です。
「サイキックアブソーバー」の影響
エクスブレインは、「サイキックアブソーバー」が発する機械的なコンピューター等で処理する事が出来ない膨大な狂気に満ちた『魔術情報』を、「全能計算域(エクスマトリックス)」で自動的に処理し、明確な未来予測として「アウトプット」することができます。
これは、生物であるエクスブレインだけに可能な行為です。
エクスブレインを取り巻く状況
非常に有用な特性を持つエクスブレインですが、他組織が彼らを拉致したり、暗殺したりする事は、今の所ありません。
「サイキックアブソーバー」あってこその能力なので、彼らをターゲットにしても意味がないからです。
ブレイズゲートとは、エクスブレインの視界を遮る「湧きあがる白い火柱」が建物や街並みを包み込む謎の現象です。
この現象は、ダークネスや灼滅者には感知できず、炎も見えません。
ブレイズゲート領域内は、炎でエクスブレインの視界が遮られる為に予知情報は断片的になります。
また、ブレイズゲート内部は、空間が歪んで「迷宮」化している事もあります。
未来予測の精度
- この明確な未来予測は、バベルの鎖による未来予知を上回り、予知を完全に無効化する手段を提示できます。
- 未来予測から外れた行動
エクスブレインの未来予測の範囲から外れる行動は、バベルの鎖を纏った者に事前に予知されます。
そうなれば、当然、対抗手段をとってきます。
その為、予想外の危機や、困難な状況に直面することになる場合もあります。
- 未来予測力の限界
余りに強すぎるダークネスの行動や居場所は、エクスブレインでも未来予測する事が出来ない場合もあります。
現在、学園レベルの上昇などで未来予測出来る対象の強さが上がるかどうか不明です。