- ヒトの魂の奥底に潜む邪悪なる別人格「闇（ダークネス）」。
このダークネスによる人格交換の発生（人格の乗っ取り）が「闇堕ち」と呼ばれる現象です。
闇堕ちが発生すると、元の人格は破壊され、闇堕ちした者の肉体は大きく変化・異形化するものとされています。
また、「ルーツ」で設定された宿敵のダークネス種族に「闇堕ち」します。
「闇堕ち」のプロセス
- ダークネスは、ルーツや個体によって様々な手段で「人の心」を失わせて「闇堕ち」を促します。
特にダークネス組織は、効率良く「闇堕ち」させるために人類社会を裏から支配しています。
「闇堕ち」の絶対数を増やす為に人類社会を繁栄させて人口を増やす事さえあります。
- 「闇堕ち」の素質
ダークネス自身にも誰に「闇堕ち」の素質があるかはっきりわかりません。
その為、大規模に広範囲に無差別に人間社会を歪めて、人の心を失わせる為に「憎しみ、妬み、焦燥感」といった負の感情を植えつけ、
人類の「闇堕ち」を促進さることがあります。
- 闇堕ちの進行にも、様々な段階があります。
- 闇堕ちの前兆として、身体の一部に異形化の兆候が現れる事があります。
大概の人が、その兆候を隠そうとするため発覚が遅れたり、一層深刻化する事があります。
- （例）
日常生活に支障がない自我が残っているが額に黒曜石の角が生えてしまう。
肉体の水晶化が進行して思い悩み、闇落ちが深まってしまう。
- 闇堕ちの進行とともに元人格への影響が色濃くなり、人格も変貌していきます。
まだ明確に自我が残っている場合、説得に成功することで闇堕ちの進行を和らげて保護出来たり、
能力の一部を抑える事ができる場合もあります。
人格への影響が激しい場合、説得すら不可能な事もあります。
- 闇堕ち途中の段階で、元人格が残っている状態でも通常の灼滅者よりも高い戦闘力を発揮することがあります。
「闇堕ち」NPCのPC化
教室で提供される様々な要因で闇堕ちしてダークネス化した一般人を灼滅（倒す）するシナリオで、
闇堕ちした一般人を救出し、かつ、学園に連れ帰る事が出来た場合。
シナリオ内の行動で一般人が最も信頼したと思われるキャラクターに、キャラクターが配布されることがあります。
配布されたキャラクターは、このシナリオで救出された灼滅者としてキャラクター登録が可能になります。
→特殊なキャラクターの作成
「闇堕ち」への対抗手段
- 闇落ちの原因になる「負の感情」を取り除く
人間社会の不条理等は、必然ではなくダークネスに外的に植えつけられたものです。
ダークネスを倒し、その外的要因を減らす事ができます。
- 「癒し」を得る
「灼滅者」は、サイキックを駆使してダークネスを灼滅する（倒す）と、
「闇堕ち」から遠ざかる「癒し」を得る事ができます。
また、人の心を忘れる事も「闇堕ち」に近づく為、「武蔵坂学園」では戦闘以外の学校行事や学校生活の支援にも力を入れています。
様々な理由で『闇堕ち』する事があります。
以下に、β依頼の『闇堕ち』シナリオで提示されたケースをあげます。
- NPC荒木・琢磨（高校生ご当地ヒーロー）のケース
故郷の深刻な水不足を不安に思う地元民に触発されて『闇堕ち』。
- 甲斐・鋭刃（高校生殺人鬼）のケース
関わった事件で一般人に犠牲者を出したショックで『闇堕ち』。
- 宇佐美・アキラ（小学生ストリートファイター）のケース
眷属退治の依頼で苦戦し、『闇堕ち』を選択してしまう。
- 綺月・紗矢（小学生シャドウハンター）のケース
精神世界『ソウルボード』にシャドウの攻撃を受けて悪夢をみて『闇堕ち』。
- 隠仁神・桃香（中学生神薙使い）のケース
夏休みを利用した修行中に見つけた山の祠に封じられた羅刹の怨念に取り付かれて『闇堕ち』。
- βシナリオ時点（キャラレベル10）時点で、ダークネス化した灼滅者は、
現在確認されているダークネスの中でも中位以上の戦闘力を持っているとエクスブレインから評価されています。
- また、『闇堕ち』したダークネスに時間を与えてしまうと眷属を擁する様になったり、
ダークネス組織にスカウトされ力を増してしてしまう事もある模様です。
- 2013年12月現在、レベル30前後の闇堕ちキャラクター（闇堕ち後はレベル90前後）が、ダークネス組織の幹部級待遇として扱われると言った事例も確認されています。
戦闘ルール上の「闇堕ち」
冒険中、絶体絶命の窮地に陥った時、灼滅者は自らの意志で『闇堕ち』することを選べます。
（『冒険設定』で設定できます）
闇堕ちは、自分の中のダークネスに肉体を明け渡す行為ですが、
１戦闘中ぐらいの時間であれば、意志の力でダークネスを抑え、強力な力だけを手にする事ができます。
ただし、戦闘終了後に闇堕ちは完全に完成し、元人格と入れ替わったダークネスはその場から姿を消します。
- 「闇堕ち」の効果
灼滅者のレベルは３倍、実質戦闘力は１０倍にアップします。
また、肉体が変異するタイプのダークネス（イフリート等）は、その姿に由来する特殊能力も使用できるようになります。
- 闇堕ち後に受ける制約については、「重傷と死亡」のページを参照ください。
『闇堕ち』したキャラは、強大な戦闘能力を発揮し、逆転の鍵となるかも知れません。
しかし、ダークネスと化してしまったキャラは、リプレイ完成以降、各コンテンツの利用が大幅に制限されます。
- 『闇堕ちシナリオ』のリクエスト
「闇堕ち」したキャラクターは、そのキャラクターが起こす事件を扱う『闇堕ちシナリオ』を申請する事ができます。
『闇堕ちシナリオ』で他のキャラクターによって闇堕ちしたキャラクターが発見され、
そのキャラクターを倒す事ができた場合、キャラクターとして復帰できます。
また、闇堕ちしていたキャラクターがもたらした情報により、
「武蔵坂学園」にも様々な恩恵があります。
- リクエストの申請内容
「闇堕ちしたキャラクターがあばれるシナリオ」なので「敵」として登場するPCのプレイヤーはプレイングを書くことはできません。
申請がマスターに受理されたらオープニングが作成され、『教室』にシナリオが並びます。
専用の申請ページから下記の項目を記載してリクエストすることになります。
- 『闇堕ち後の外見特徴』
- 『闇堕ち後の口調や性格』
- 『闇堕ち後の行動内容』
- それぞれ全角250文字以内。問題の無い箇所のみが採用されます。
（備考）
申請内容は、『闇堕ちの度に申請するので、闇堕ちの度に違う内容でも問題ありません』。
外見も、闇堕ちしたダークネスの種族特徴の範囲で自由に申請することができます。
ただし、肉体的な性別と異なる性別のダークネスが覚醒しても『キャラクター作成時に決定した性別と異なる性別の外見になれません』。
- リクエスト料金
マスターを指名しない場合、『闇堕ちシナリオ』のリクエストは無料です。
マスターを指名する場合のみ、★１つが必要です（現在、マスターの指名は機能していません。無料でリクエスト可能になっています）。
- 闇堕ちの回数が重なった場合、表面化したダークネスが、過去の灼滅者の救出行動から対抗策を学習等の要素を執筆するマスターが考慮して、シナリオの内容に影響があるケースがあります。
