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時限トップ

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2013/12/31

1回目 20:30〜21:00

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紫堂・恭也 & 美醜のベレーザ

〜朱雀門高校・正門前 20:30〜

「貴様、美醜のベレーザ……!」
「あら、今頃私の存在に気づいたの? 未だにあの事でも怒っているのかしら?」
「アモン勢力、ハルファス軍、そして今度は朱雀門高校か。ヴァンパイア達からコウモリの羽でも貰ったらどうだ? フラフラと飛び回る貴様には似合いだろう」
「あら、朱雀門高校のスカウトを受けたあなたが、人の事は言えないでしょう?
 それに私は、デモノイド生産の知識を所有している。価値のある女なのよ、私」
「よくもぬけぬけと……!」
「まぁ、灼滅者の癖に『蒼の王』の名前と仲間の力だけで渡り歩くあなたも、中々よね。
 せいぜい大切にするといいわ。仲間を灼滅した武蔵坂への恨みの感情と、あなたよりも強いノーライフキングの仲間達と、そして何より、あなたのワンちゃんをね」

2回目 21:00〜21:30

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義の犬士ラゴウ & ロード・パラジウム

〜朱雀門家・私邸 21:00〜

「あらラゴウ様、今晩は! (……今宵は何て素敵な夜なのかしら!)」
「やあ、パラジウム君。つい先日まで敵対していたのに、何だか奇妙な感じだね」
「そんなのドンマイですわ! 朱雀門高校は慢性的な指揮官不足なのですから!」
「そうらしいね。まさか僕も、ヴァンパイアに拾われるとは思わなかったよ」

「これからは、スキュラさんの復讐を目的とされるのですか?」
「さぁ、どうかな。八犬士がスキュラに従属していたのは真実だけど、僕やグレイズモンキーなんかは、どちらかというと安土城怪人の為に八犬士をやっていたようなものだからね。
 だが……先日新宿で起きたという戦争で、僕はふたつの興味深い出来事を知った。
 武蔵坂学園という灼滅者組織の存在、そして『刺青の所有者』の出現だ」
「なるほど……朱雀門は今や混成軍ですから、皆様の目的も様々ですわね」
「そして他にも……僕は、進化を繰り返す生まれたばかりの種族にも、強い興味がある。
 そう、デモノイドの事だ。特に、君のような『レアメタルナンバー』の存在にね」
「ぴゃっ!? そそそういうことなら、わわわたくしを存分にお調べになれば……!」
「ハハハ、冗談が上手いね。まぁ、ここにいれば刺激は沢山ありそうだ。
 しばらく、退屈する事は無いだろうね」

3回目 21:30〜22:00

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シャドウ「贖罪のオルフェウス」

〜ソウルボード・スペードエンド 21:30〜

シャドウポーンよ。ベヘリタスの尖兵共よ。
オルフェウス・ザ・スペードの名において、汝等に「ベヘリタスの秘宝」の在処を問う。

……成程、既に秘宝は継承されていたのか。
しかも、秘宝の継承者は『タカト』ではなく、そのふたりだという事か。
確かにそのふたりには、慈愛も、贖罪も、歓喜もありはしないだろう。
なればこそ、そこに「絆」を見出したということか。

良かろう。秘宝の継承者たちには、私も手出しはすまい。
私は私で、「贖罪」の道を歩むこととしよう。
既に幾度か「タロット」が現界に顕現したという。残された時間は決して多くないのだ。

4回目 22:00〜22:30

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淫魔『ラブリンスター』

〜池袋西口公園・特設野外コンサート会場 22:00〜

 みんな、今日は私のカウントダウンコンサートに集まってくれてありがとう!
 ううっ、ゲリラライブで直接アピールすれば、こんなに沢山集まってくれるんだね。
 今日はいっしょうけんめい歌いますから、みんな楽しんでいってくださいね!
 そしてできれば、お友達にも広めてくださいね。
 それじゃあ、新曲やっちゃいます!

「初夢Snowキッス☆」 歌:ラブリンスター 作詞作曲:アスタリスク

 ねぇねぇいいでしょ? 夢ならいいでしょ?
 あなたに夢中! 大好きすぎて
 ベッドの中でもぜんぜんシャキーン!
 これじゃ初夢 見れないよ〜(涙)

 ねぇねぇいいでしょ? リアルでいいでしょ?
 だってあなたに 会いたいよ〜!
 ビル飛び越えて 空駆け抜けて
 あなたのベッドに 目掛けてゴーゴー!

 吐く息だって真っ白で 両手もなんだか冷たいけれど
 あなたを思う愛だけは 何でなんだろメチャメチャHot!
 ねぇねぇいいでしょ? だからいいでしょ?
 初夢ラブラブ 初夢Snowキッス☆

5回目 22:30〜23:00

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ケツァールマスク & 仁の犬士シン

〜秘密訓練場「ケツァールの翼」 22:30〜〜

「ケツァールの翼にようこそ、元『仁』の犬士、シン・ライリー!」
「時間が無いのだ、ケツァールマスク。……頼む」
「勿論だ我が強敵(とも)よ。行けっ、バング・デ・コンドール。『デスマッチ』だ!」
「ウォォォォォォォ!!!!」
「バトルリミッター……抗雷、撃!」

 シン・ライリーの一撃は、凄まじい電撃と共にバング・デ・コンドールを消し炭と化し、秘密訓練所を激しく破壊する。

「ムムム……やはりスキュラが居なくなって、力の制御が効かぬようだな。
 己の力を抑えるためにあえて『犬』となったお前は、スキュラが死ねば、その膨大なサイキックエナジーの放出を抑えることができぬ。業大老や我が師ジークフリートと同様、稼働停止も時間の問題だろう。
 だがな、師を持たぬお前が、このケツァールマスクを頼ったのは正解だ!
 我等は受けのスペシャリスト! お前の技を受けきった後、存分に傷めつけてくれよう」
「すまん、ケツァールマスク……」
「なあに気にするな。しかしお前はまだまだ強すぎるな。まずは私がお相手しよう。
 ジャングルに羽ばたく幻の鳥! ケツァールマスク、いざ参る!」

6回目 23:00〜23:30

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六六六人衆「三日月・連夜」

〜血塗られたゲームセンター 23:00〜

「……いいでしょう。この状況を推理するのが、最初の挑戦なのですね」

 三日月・連夜は、静かに考えを巡らせる。
「このゲームセンターに押し込まれた大量の死体は、全て同じ部位を同じ角度で切断され、
 丁寧に分類されて綺麗に積み上げられています。乱暴に見えて、実に優れた仕事です。
 しかも死体の新鮮さから、この、凡そ20体はあろうかという六六六人衆の死体は、全て今日殺されたばかりのもの。犯人は、私よりも遥かに強い。
 おそらく私が面識のある者が出したクイズなのでしょうから、私の知る限り、このような芸当を行える容疑者は『3人』。そのうち2人は再起不能の為『番外』となりましたから、
 残る人間はひとりだけ。……いかがです、トリプルクエスチョンさん?」

 その時、近くのクイズゲームが突然点灯し、ディスプレイに「×」が表示された。

「ブーッ、残念でした! まぁ普通ならそう思うよな。でも正解は『そのうち2人』の方でした。じゃあ早速お前もバラして……」
「……だっ、ダメよ! 言ったでしょ? この人が『闇堕ちゲーム』の考案者なの!」

 そして闇の中から、惨劇の主たる2人が姿を表した……。

7回目 23:30〜24:00

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カットスローター&縫村・針子

〜血塗られたゲームセンター 23:30〜


 そして闇の中から、惨劇の主たる2人が姿を表した……。

 六六六人衆「三日月・連夜」が、驚きの声を上げる。
「まさか……! ブレイズゲートに飲み込まれたあなた達が、何故かつての強さを……!」

 カットスローターこと「切宮・顕嗣」が、くっくっと愉快そうに嗤う。
「本当にあったんだよね、『魔神ベヘリタスの秘宝』ってヤツが」
 カットスローターの側に立つ少女「縫村・針子」が、その言葉を受け継ぐ。
「四大シャドウとして知られるベヘリタスが、何故ブレイズゲートの境遇を良しとしていたのか……あの魔神は最初から、ブレイズゲートを打破する手段を有していたのです」
「分割存在のひとりに、己の力を復活させる! これが、ベヘリタスの秘宝の力みたいだ。
 使用は一度きりで、復活した俺が死ねば再使用は不可能だけど……死んだらオシマイなのは皆一緒だから、ペナルティでも何でもないね。まぁ、執念の勝利って奴だ」
「執念は、私達の大切な行動原理の筈です。一度ゲームを始めたのなら、負けたぐらいで場を降りてはなりません。何度でも、どんなイカサマをしても、場にしがみつくべきです」

 ようやく話の趣旨を理解した三日月・連夜が、ふたりに返答する。
「つまり……灼滅者の勝ち逃げを許すな……という事ですね」
「正解です。答えが出るまで、随分殺してしまいましたね。切宮君は楽しそうでしたけど」
「いや、縫村の方がよっぽど……。まあいいや。
 そういう事なんで、めでたく復活した俺達の前に、祝いの『贄』を並べてくれ。
 闇堕ちゲームの生還者達を追い詰め、殺せ。『暗殺ゲーム』の始まりだ!」
「他の皆さんにも伝達してください。今すぐ、ここで」

2013/06/10

1回目 17:00〜17:30

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????

〜隔絶された山中・羅刹の里〜

「摩利矢(まりや)を追い詰めたか」
「へい組長。全くあの女、苦労させやがって……」
「他のダークネスより先に確保し、御子の存在を隠匿できたのは何より。
 そして、今となってはむしろ、摩利矢が逃げ出したことは僥倖でさえある」
「どういう事です? 連れ戻した摩利矢に、拷問してから殺す以外の使い道が?」
「摩利矢が去ってから、御子は心痛に沈んでおる。親しい世話係がいなくなった悲しみもそうだが、我等が逃亡者をどのように扱うかも知っての事だろう」

「なるほど、御子との交渉材料に使うんですね。……ならば、遂にアレを!」
「そういう事だ。さぁ、御子を『地獄絵図の間』に呼べ!」

2回目 17:30〜18:00

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!!!!

〜隔絶された山中・羅刹の里〜

「この絵は、地獄絵図……?」
「そうだ御子よ。これは『百八地獄絵図』。百八体の鬼が地獄の罪人に様々な責苦を与える、江戸時代の絵画だ。救いなき現世への恨みと、茫漠たる死後の恐怖を全て塗り込めたかの如き、狩野響羅による畢生の大作のひとつだ」
「怖い……」
「これはただの絵だ。しかしお前ならば、それ以上のものにできる」
「どういう……ことですか?」
ダークネスは人の別人格。人の魂に潜み、その総数は人の総数に左右される。
 しかし俺は考えた。人がサイキックエナジーから都市伝説を生むように、深い深い怨念、人の根底に刻まれた恐怖は、何かの契機あらば、或いは羅刹を生む事さえも可能なのではないか、とな。この絵にあるように、鬼……すなわち羅刹は、人が恐怖を感じた時に連想する姿に、もっとも近いようだからな」
「……私に、何をさせたいの……?」
「察しの良い子だ。この絵に向けて、ラグナロクたるお前の念を注ぎ続けるのだ。
 ただ、それだけの事だ。そうすれば、摩利矢の命は保証しよう」

2013/03/22

1回目 11:40〜12:40

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アンブレイカブル『葛折・つつじ』

 とある山中。胴着姿のひとりの女性が、ただひたすらに、空に拳を撃ち続けていた。
 何日、何ヶ月、何年、そうしているのか。
 その拳はとうに人の限界を超越し、衝撃波は一撃毎に深く山肌を抉り取っていた。
 その拳鬼、葛折・つつじは、頭の中に不意に響いた声を聞いた。

「つつじ、聞け……」
「その声はお師様! 動けるようになられたのですか!?」
「いや。腱を潰し目を潰し、己の五体を泰山の下敷きとしても、未だ弱体化は叶わぬ」~ 強大であるが故に動けぬ状態となり、鍛錬を積めず死合う事もできぬ師匠の苦悩を思い、つつじは涙する。
「コルベインが死んだ。己が今話せるのは、その一時的な影響に過ぎぬ」
「まさか……! 如何に弱体化しているといえ、『蒼の王』を殺すことなど出来ぬはず!」
「事実のみを捉えよ。そして、備えよ」
「お師様の仰る通りです、申し訳ありません。
 蒼の王を殺した組織を『現在の全力』で潰すのは、相手がどのような奥の手を持つのか不明な以上危険ですね。バベルの鎖が反応するのを待つ『受けの構え』が必然です。
 それよりも、現在動ける者達の『鍛錬』を、早急に行わなければなりません」
「その通りだ。弱者を潰し喜ぶ程度の者、縄張り争いに満足する程度の者、人の為に拳を固める程度の者……。そのような下らぬ雑魚共を全て叩き伏せ、お前が『道』を示すのだ」
「かしこまりました。早速、行動を開始します!」

2回目 12:40〜13:55

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淫魔『ラブリンスター』

「よろしくお願いします! よろしくお願いします!」
「CDを手売り中のところ失礼します、ラブリンスター様」
「あっ、ヒヒイロカネ銀虎さん、お疲れ様です! 戦争はいかがでした?」
「驚くべき結果です。武蔵坂学園は蒼の王コルベインを灼滅し、一派を壊滅させました」
「えーーーっ!!!! だ、だって、コルベインさんは絶対に倒せないはず……!」
「武蔵坂学園の灼滅者達は、何か奥の手を持っているのかもしれません。ですが彼らは」
「いいよ、何も言わなくて」
「えっ?」
「瞳を見れば分かるよ。本当なら、コルベインを倒しちゃうようなよく分からない相手は、バベルの鎖にかかるまで警戒すべき。でもその人達は、仲良くなれそうだったんだね?」
「は、はい! その通りです」
「……じゃあ、次の曲が出来上がったら、それを持ってご挨拶に行こうかな。
 次の曲はダンスパフォーマンスが多めなので、銀虎さんもご協力お願いします!」

3回目 13:55〜14:50

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???

 灼滅者が『蒼の王』を殺す……シャシャシャ、愉快ですねぇ。
 武蔵坂学園、面白いですねぇ……。
 彼らは『殺人階位(ランキング)』にもちょくちょく登場するようになりましたし……。
 これは、強力なライバル登場ですねぇ……シャシャシャ。

 でもまぁきっと、他の組織は無視を決め込むでしょうねぇ……。
 例え弱そうでも、蒼の王を殺すなんて得体が知れないですし……。
 加えてもし、武蔵坂学園にサイキックアブソーバーがある事を知っているなら……。
 あれを破壊すれば力を取り戻せますが、それは敵対組織にとっても同じ……。
 敵に利するばかりか、現在の有利を失いかねない……。
 まぁ、自組織の強化に専念するのが王道でしょうねぇ……。
 六六六人衆にも、そういう真面目な人がいればいいんですけどね。シャシャシャ……。

 おっと、もう少し話を聞いてくださいよ……。
 まだ、脚を切り離しただけじゃないですか。死ぬには早いですよ……。
 視界が充血して赤いですか? いいじゃないですか、綺麗でしょう……?
 もっとじっくり時間を掛けて、たっぷりと綺麗にして差し上げますからね……。

4回目 14:50〜16:00

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ご当地幹部『ゲルマンシャーク』

〜宮古島・うえのドイツ文化村地下秘密基地〜

「ゲルマンシャーク様が3分間だけ復活なさったぞ!」
「全員整列! ゲルマンシャーク様のお言葉を拝聴しろ!」
 注目するドイツ化ご当地怪人達の前に、ゲルマンシャークがゆっくりと姿を現す。
 そして、確固たる威厳ある口調で、怪人達に檄を飛ばし始めた。

「いずれの勢力も大きく減衰している現状で、蒼の王コルベインを制する者達が現れた!
 我が復活も未だ遠い。お前達は危急に、ご当地パワーを高めなければならぬ!
 ならば、取るべき方法はひとつ!」

 怪人達を静かに見回したゲルマンシャークは、声高らかに宣言する。

「グローバルジャスティス様よご照覧あれ!
 これより『第2回ご当地怪人選手権』を開催する!
 急ぎ、出場選手を集めるのだ!」

2013/03/22

1回目 17:55〜18:50

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鍵島・洸一郎&悪魔アモン

〜東京丸の内・鍵島コーポレーション最上階〜

「学園の反撃により阿佐ヶ谷襲撃は失敗、軍団は壊滅状態……だと!?」
「クックックッ、鍵島よ、とんだ醜態だな?」
「……ムムムムム、灼滅者如きが、我が主を愚弄するか!」
「ワッハッハッ、コルベイン殿はさぞやお怒りであろう。他人の無様は愉快よの」
「あの学園を殲滅する! 『水晶城』を稼働し、痕跡も残さず消し去ってくれるわ!」
「ほう、コルベイン殿の城が見れるか。ならば勝利は確実だな。我も残存軍を出そう」

……………………。
「さて、アモンは去ったか。上手く、怒りに我を忘れたように振る舞えただろうか」
そう呟き、鍵島は深々と椅子に腰掛ける。
「まさか、あの学園を殲滅せねばならない状況に追い込まれるとは……。
アモン含め、他のダークネス組織に、我が主の現状を知られる訳にはいかぬ。
学園を殲滅しておけば、ひとまず今回の不始末は決着できるか……」

2回目 18:50〜19:50

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武内・邦明

井の頭キャンパス 小学6年蘭組」の教師、武内・邦明は、サイキックアブソーバーを補助する旧式のオフィスコンピュータを整備する為、学園の地下へとやって来ていた。
そこで彼は、ディスプレイに映る、始めて目撃する表示に目を止めた。

「やはり、殲術再生弾(キリングリヴァイヴァー)が装填されていましたか……。
ラグナロクのサイキックエナジーを吸収した場合の仮説が、証明された事になりますね。
子供達を助ける為に搭載された、広域再生サイキック弾ではありますが、
願わくばどうか、子供達がこの弾丸を必要とする事の無いように……」

2013/03/08 14:30〜

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鍵島・洸一郎&悪魔アモン

〜東京丸の内・鍵島コーポレーション最上階〜

「ソロモンの悪魔、アモン様。本日はどのような御用向きで?」
「我等の動向は、事前に我の伝令眷属が伝えたとおりだ」
灼滅者の組織、でしたかな? 随分苦戦なさっているとか」
「……ノーライフキングに仕える眷属の分際で腹立たしい物言いだが、不問に処す。
 お前達コルベイン一派に、デモノイドの秘法を伝授してやろう。
 コルベイン殿のサイキックエナジーによって、デモノイドを量産するが良い」
「その代わり、量産したデモノイドで、灼滅者組織を潰せという訳ですか。
 我々はデモノイドの製法を得て、あなた様は自らの手駒を減らさず復讐できる。
 悪くない取引ですね。作戦の損害よりも、量産による増強戦力の方が多そうだ」

「ならば取引は成立だな。よい判断だ。
 暴走し、存在の崩壊と拡散を続ける貴様達の主、蒼の王コルベイン。
 かつて『サイキックハーツ』に到達した、はじまりのダークネス……。
 規格外の主を救出する為には、何でも試してみなければな」

 ……………………。
 悪魔アモンが去った後、鍵島は手元のメモを見やる。
灼滅者の組織か。あいつの良き理解者になるかとも思ったが……。
 まあ良い。それについてはまた別の方法を試すとしよう。
 この作戦内容ならば、バベルの鎖で我等やコルベイン様に辿り着くことは不可能だ。
 ならば、成功しようが失敗しようが、我等に不都合は無いからな」

2013/02/21 17:30〜18:00

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淫魔『ラブリンスター』

「プロデューサーさん! 今度のCD、もう話題沸騰ですか!?」
「全く話題になってません、ラブリンスター様」
「えーっ、そんなぁ! いっしょうけんめい頑張ったのに!」
「いやその、バベルの鎖があるので、流行らせるのは無理かと……」
「もっと、歌も踊りも頑張らないと! これからもご指導よろしくお願いします!」

「…………。それはそうとラブリンスター様、淫魔達への招集についてなのですが」
「そういえば、あんまり集まってないですね。他組織が邪魔してるんじゃないですか?」
「確かに、その可能性はございます。いかが致しましょう」
「そんなの簡単ですよ! 他のダークネスさん達と仲良くなって、『邪魔しないでねっ』てお願いすればいいんです。挨拶周りと枕営業は、アイドルの基本ですから!」
「アイドルの定義に異論はありますが、淫魔の戦略としては全く異論はございません」

「プロデューサーさんにほめられちゃった、うれしいな! ではさっそく……」
「……お待ちください! ラブリンスター様は、現状動けるダークネスでほぼ最強の存在、あなた様の無差別籠絡術は、他組織に脅威を与えます!」
「えーっ! ……じゃあ配下の子達にやらせますね……うらやましいな……」

2013/02/08

1回目 16:50〜17:35

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ソロモンの悪魔『アムドシアス』達

〜愛知県・宇連集落跡〜

奥深い山中の廃村には、異様な光景が広がっていた。
『繭』の如き巨塊が所狭しと立ち並び、その全てが不気味な脈動を繰り返しているのだ。
繭の周囲には、馬のような下半身を持つ、同じ姿をした悪魔の集団。
彼らは一斉に、同じ声色で歌い出す。
「「♪さぁ育ちなさい育ちなさい! アモンの造りしデモノイド!」」
「「♪魂にどの種族が眠ってるかなんて関係なし! 改造改竄デモノイド!」」
「「♪力は強いが脳は無い。理想の手駒デモノイド!」」
「「♪しかし御同輩。このアムドシアスがアモンの手下とは、少し不愉快では?」」
「「♪しかたないでしょ御同輩。ブレイズゲートに飲まれたせいで、我ら分裂弱体化!」」
「「♪なるほどそれは一理ある。さぁデモノイド育ちなさい!」」

しかし次の瞬間、どこからか激しい爆発音が聞こえる!
慌てて調査に向かったアムドシアスの1人が、数分後に満身創痍で戻ってきた。
「♪気をつけなされ御同輩。謎の軍勢崩れ込み、次々繭を破壊して…………!」
語り終わるのを待たず、背後から放たれた黒き奔流が、アムドシアスを蒸発させる!
黒き奔流を放ち現れたのは、制服を纏った1人の少女。
少女は、アムドシアスの群れと、その背後にある『繭』の集積地へと、ゆっくりと歩みを進めてゆく……。

2回目 17:35〜18:20

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ヴァンパイア軍 & アムドシアス達

〜愛知県・宇連集落跡〜

「ソロモンの悪魔『アムドシアス』。本来なら、私など到底敵わない相手ね」
現れた制服の少女は、静かな声音でそう告げながら、ブレイズゲートに飲み込まれ分裂したというソロモンの悪魔アムドシアスの群れと、その背後に広がる『デモノイドの繭』の集積地を見つめる。

「「♪これは驚き、あなたはヴァンパイア!? なぜ私達のジャマをする!?」」
「簡単よ。あなた達のやっている事は魂の冒涜……決して許されることでは無いわ」
「「♪ほう、それは何ともお優しい。塵芥の如き人間に、憐憫の情でもおありかな?」」
「人間は大切な、愛おしい存在よ。何故なら、ヴァンパイアになるかもしれないのだから」
「「♪なるほど交渉決裂ですね。殺戮に耽るのもまた楽し!」」

それを合図に、少女の元に集結した、学生服に身を包んだヴァンパイア軍と、複製アムドシアス達が衝突する。
しかし実力差か、アムドシアス達は瞬く間に駆逐されていった。

戦いを終え、配下の学生のひとりが少女に問う。
「副会長。繭の破壊を進めておりますが、孵化したデモノイドはどういたしますか?」
「放っておきなさい。彼らはおそらく、もう長くは無いでしょう。
 ならば最期に、思う存分暴れる自由を与えてあげましょう」

2012/12/31

1回目 20:30〜21:00

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???

〜何処か別の学園 20:30〜

学生服を着た集団が、不気味な怪物を倒した?
……わが校の一般人生徒が、そう言っていたのですね。

なるほど、興味深いですね。
おそらくはこの国で、私達と同じく、学園をテリトリーとする者達がいるのですね。
学校組織は、この日本でもっとも世間から切り離されたコミューンのひとつ。
他のダークネス組織が着目しても不思議はありません。

いえ生徒会長、今はまだ、対策の必要は無いでしょう。
バベルの鎖がある以上、先手を取るのは不利です。
何か危険があれば察知できるのですから、気にせず事を進めましょう。
相手もダークネスである以上、同じ結論を出す筈です。

2回目 21:00〜21:30

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???

〜隔絶された山中の村 21:00〜

ミコちゃん、ごめんね。もうおねむの時間だよね。
まったく組長達ったら、こんな遅くまで、子供を儀式に同席させるなんて……。
ん? お礼なんていいんだよミコちゃん。私達羅刹にも、利益はあるんだからね。
みんなを護る代わりに、みんなの中のワル数人が、毎年ダークネスになってるでしょ?
私も昔は、それはもうワルい女で……って、私の話はいいや。
とにかく、子供が産めない私達は、誰か数人が闇堕ちしてくれれば、それで万々歳!
充分、持ちつ持たれつの関係なんだよ。

だから子供は難しいことを考えないで、安心してお休みなさい。
私がいつまでも、ミコちゃんやみんなを守ってあげるからね……。

3回目 21:30〜22:00

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???

〜汚辱された儀式場 21:30〜

『短剣への呪力付与』は、順調に進んでいるようだな。
ならばそろそろ、魔術実験に取り掛かるとしよう。
……我らダークネスは、人間の魂の奥底に眠っている。
だが、全ての人間を闇堕ちできる訳ではない。邪悪なだけでなく、資質も必要なのだ。
それが故に、我らは、全人類に幅広く苦痛を与える手間を強いられている。 

この『短剣』と我が儀式魔術を以ってすれば、おそらく、資質なき常人にもダークネス相当のサイキックを付与できるようになる。仮に失敗しても、損害は一般人の命だけ。
一般人は幾らでも換えが効く、実に効率の良い材料だ。

さて、最初の生贄をここに!
歪なる賛美歌と共に迎えよ。新たなる種族『デモノイド』誕生の瞬間を!

4回目 22:00〜22:30

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宇都宮ぎょうざ怪人たち

〜栃木県宇都宮市のファミレス 22:00〜

「宇都宮ぎょうざ怪人がやられたようだな……」
「しかし奴は我らの中で一番の中庸。似たようなぎょうざ怪人はまだまだ存在する」
「宇都宮はメジャーだからな」
「うむ」

……………………。
「ストローの袋に水をかけてクネクネさせるのはやめよ」
「お前は、聞き及んでいるか?」
「何をだ?」
「……ご当地幹部『ゲルマンシャーク』様のお体が、秘かに日本へと運び込まれたらしい」
「何っ、それはまことか!」
「ああ。何でもこの日本で、大規模な作戦を企てている同志がいるとか」
「ゲルマンシャーク様が運び込まれたという事は、アフリカンパンサー様やロシアンタイガー様等、他のご当地幹部も……!」
「ああ、あり得るだろうな。この国は戦場になるぜ?」
「うおお、ご当地幹部のご登場となれば、他のダークネス共が何を企もうとも、もはや我らの勝利は揺るがぬ!」
「その通りだ! いつもの奴やるぞ!」
「「グローバルジャスティス様に栄光あれ!」」

5回目 22:30〜23:00

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鍵島・洸一郎

〜東京丸の内・鍵島コーポレーション最上階 22:30〜

「来たか」
「……鍵島さん、仕事の依頼か?」
「そうだ。栃木のご当地怪人共が、何かを企んでいるらしい。急で悪いが、向かってくれ」
「ああ、任せておけ。ただし……」
「分かっている。灼滅を実行するかどうかは、お前自身が判断すればいい」
「すまないな」
「気にすることは無い。お前は灼滅者なのだから、お前の考える悪を断罪せよ。
 お前の殲術道具『ウロボロスブレイド』を向ける相手は、お前が決めるのだ。
 お前が悪と断じたならば、俺やコルベイン様にさえ、牙を剥いて構わないのだからな」
「あんた達を悪と断ずる証拠は、まだ見つかっていない。
 俺にとってのあんた達は、まだ……ただの恩人で、育ての親に過ぎない」
「殊勝な事だ。だが、純粋さと誠実さは、時に真実を歪めることもある。
 いつか、目的の為に手段を選ばぬ汚さも、お前に教えてやるとしよう。
 その時まで、俺がお前に殺されていなければ、の話だがな」

6回目 23:00〜23:30

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イフリート

〜大分県別府市・鶴見岳 23:00〜

何体ものイフリート達が、続々と鶴見岳に集結している。
イフリート達の体毛によって、燃えるように煌々と輝く鶴見岳。

頂上には、一体のイフリートが存在した。
他のイフリートを圧するほどに大きく、威厳に溢れたその姿。
イフリートの首魁は、配下の前でゆっくりと力を練り、人間の姿へと変貌する……。

7回目 23:30〜24:00

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???

〜大分県別府市・鶴見岳 23:30〜

……人の形へと転じたイフリートの首魁
少女のようなその姿は、居並ぶ配下の幻獣達に向かい、唸り声の如き少女の声で命じる。

「ガイオウガノメザメハチカイ。ケダカキゲンジュウシュヨ、コノクニノクサビヲクライクダキチカラタクワエタノチ、ソノチトニクヲ、ガイオウガニササゲヨ! サスレバ、ガイオウガハゼンナルイチノゲンジュウトナリテ、ナンジラトトモニクンリンスルデアロウ!」

【編注】読み辛い為、読みやすくする為に編集側で変換を行った文を追記しておきます。

ガイオウガの目覚めは近い。

気高き幻獣種よ、この国の楔を喰らい砕き力蓄えた後、その血と肉を、ガイオウガに捧げよ!

さすれば、ガイオウガは全なる一の幻獣となりて、汝等と共に君臨するであろう!


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Last-modified: 2013-12-31 (火) 23:38:09 (3771d)